4人の容疑者~湯けむりに消えた謎~

ボードゲーム,紹介

どんなゲーム?

自分しか知らない情報と他のプレイヤーから断片的に得た情報から、容疑者のアリバイについて推理し、裏付けの取れないアリバイを誰よりも早く見つけ出すゲームです。

基本情報

項目 内容
作者 Kristian Amundsen Ostby
販売元 テンデイズゲームズ
プレイ人数 2-5人
対象年齢 10才~
プレイ時間 30分
インスト 10分

評価の見方はこちらをご覧ください。

ゲーム内容

あらすじ

とある温泉旅館で殺人事件が起きました。捜査の結果、浮かび上がった容疑者は4人。

プレイヤーたちは殺人事件を解決するために、容疑者への聞き込みを行ったり旅館の従業員やお客さんの協力を得ながら容疑者たちのアリバイに関する情報を集めます。

アリバイの中には裏付けの取れないアリバイがあるので、それを誰よりも早く特定し、犯人を突き止めましょう!

ルール

かなりボリュームのあるルールなので概要だけ。

  1. 全部で16枚あるアリバイカードから事前に1枚を取り除きます
    • この取り除かれた1枚が裏付けの取れないアリバイとなり、最終的に特定すべきアリバイであり、これを特定したプレイヤーが勝者となります
  2. 残りのアリバイカードはプレイヤーに配り、手札とします
  3. 各プレイヤーは順番に聞き込みカードを利用し、他のプレイヤーに対して質問を行います
    • 行う質問は聞き込みカードのルールに従います
    • このとき、条件を満たしていると協力者カードを利用することが出来ます
  4. 質問されたプレイヤーは正直に回答します
    • 該当するアリバイが2枚以上ある場合は1枚を見せなければなりません!
  5. 3-4 を各プレイヤーが順番に繰り返します
  6. 取り除かれたアリバイが何かがわかったプレイヤーは宣言をし、自分のメモ用紙に印をつけてカードを確認し、正解であれば勝利となります

内容物

組み立てが必要なものは特にありません。

ゲームには以下のものが含まれます。

  • マニュアル
  • アリバイカード
  • 聞き込みカード
  • 協力者カード
  • 協力者カード早見表
  • アリバイカード一覧表
  • メモパッド

何といっても1ゲームにつき一人1枚利用するメモパッドの量がすごい!!

最大5人までプレイ出来るので相当な量があります。箱の半分ぐらいはメモパッドが占めてます。

プレイ風景

全然写真撮らなかった…

ので、プレイ開始時の写真だけ。

感想

結構頭を使うゲームです。

イメージとしてはヌメロンが近いです。自分の手札と他人からの情報で誰よりも早くカードを特定する必要があります。

重要なのは、回答する際に該当するカードが2枚以上ある場合に質問してきたプレイヤーに手札を1枚見せる必要があるというルールです。

口頭で回答する場合には全員に平等に情報が伝わりますが、これは自分にのみ詳細な情報が伝わります。

いかにこのルールを駆使するかがこのゲームのカギを握ると思います。

協力者カードも常に使えるわけではないのでいつ我慢するか、いつ協力者を利用するか、を考える必要があり論理的思考だけでなく場の空気を読む必要もあります。

初心者とやる場合は、覚えることが多いのでざっと説明しつつ一回テストプレイすることをオススメします。特に協力者カードの使い勝手などは慣れていないと所見では難しいと思います。

若干協力者カードのバランスが悪いかなと思いつつ、単に論理的思考だけでなく状況把握や他人の手札の推察など心理戦な様相もあってこの手のゲームが好きな人は一度やってみる価値はあると思います!

総合評価: B