Room25 – ルーム25

ボードゲーム,紹介

恐ろしい罠が仕掛けられた25の部屋を探索しながら出口を探し出し、脱出を目指すゲームです。

仲間内には裏切り者がいるかもしれませんが、仲間を信じて脱出しましょう!

基本情報

項目 内容
作者  Francois Rouze
販売元  ホビージャパン
プレイ人数  1-6
対象年齢  13歳以上
プレイ時間  30分
インスト  15分

評価の見方はこちらをご覧ください。

ゲーム内容

あらすじ

とある国のTV番組「Room25」

視聴率の向上と視聴者への衝撃を求め続け、歴代最高視聴率を記録していた。

そのTV番組の内容とは、プレイヤーたちを囚人(プリズナー)として5部屋×5部屋の25部屋からなる施設に閉じ込め、時間制限内にこの施設から脱出することを目指す、といったものでした。

プリズナーは互いに協力し合い、脱出を目指しますが、TV番組側が何も用意しないわけがありません。

各部屋には恐ろしい罠が用意されていたり、TV番組側が用意した、プリズナーに紛れたガードがプリズナーの脱出を妨害するかもしれません。

果たして、プリズナーたちはこの施設から脱出できるのか・・・!

ルール

プレイヤーはランダムに並べられた5×5のタイルの真ん中からスタートし、アクションを繰り返しながらどこかにある脱出が可能な部屋「ルーム25」を目指します。

1ターンにプレイできるアクションは以下の中から最大2つで重複は出来ません。

アクション詳細
確認自分がいる部屋の隣の部屋(タテヨコいずれか)を他のプレイヤーには見えないように確認する。
部屋に関する情報は言えるが、部屋の名前を言うのは禁止。
移動隣の部屋に移動します。部屋に移動後すぐにその部屋の効果が発動します。
部屋の効果はプレイヤーが入るたびに発動します。
押し出し同じ部屋にいるプレイヤーを隣の部屋に押し出します。
押し出されたプレイヤーは、押し出された後すぐにその部屋の効果を受けます。
操作プレイヤーのいる部屋を含む列を選んだ方向に1部屋ずらします(タテヨコいずれかの方向)
押し出されたことによりはみ出した部屋は列の反対側に置かれます。

スタートプレイヤーから順番に1つ目のアクションを処理したら、2つ目のアクションを再度順番に処理します。
そのため、2つ目のアクションで押し出しを選択したけど、1つ目のアクションで移動されてた!なんてことがあります。

しかし、この施設の部屋には厄介な罠がたくさん仕掛けられているため、安易に進むのはあまりにも危険です。とはいえ、慎重すぎると時間制限がきてしまいます。

この施設にはこんな部屋が用意されています!恐ろしい!

  • 次のアクションでこの部屋を離れなければ死亡する「トラップ部屋」
  • 次のターンまでに部屋から離れなければ死亡し、以降通行不可になる「水攻め部屋」
  • 入っただけで即死する「即死部屋
  • などなど

プレイモード

このゲームには、プレイモードが複数用意されています。

  • 4~6人用の疑念モード
  • 2~3人用の対立モード
  • 4人 or 6人用のチームモード
  • 2~6人用の協力モード
  • 1人用の一人ゲーム

最もスタンダードなのは疑念モードです。ガードが登場するのは疑念モードだけです。

どのモードでも時間制限以内に脱出するという目的は変わりません。

組み立て

な、なんだこの説明書の多さは・・・!
さすが多言語版。

部屋のタイルたち。全部で32枚あります。

進行ボードやプリズナー/ガードタイル。
背景が派手でうっすらドクロが書かれているタイルが即死部屋です。

プレイ風景

ゲームスタート時はスタートタイル以外はすべて裏向きで始まります。
手前にあるのがプレイヤーが操るプリズナーです。
プリズナーごとに特殊能力があるわけではないので、自分の好みで選んで問題ないです。

ゲームが進んでいくことで、徐々に施設の全体像が明らかになってきます!!

感想

あらすじを読むだけで面白そう!!
このゲームは、「キューブ」や「トロン」、「バトルランナー」などの映画からヒントを得たようです。
私はキューブしか見たことありませんが、完全にキューブの世界観を再現していると思います。

私は3人でプレイしたので、ガードがいませんでしたがそれでも十分に楽しむことが出来ました。
協力しようねと言いながら平気で即死部屋に押し出したり、俺は突き進む!と部屋を確認せずに移動した結果即死部屋に突入したり、とワイワイやったのでパーティ要素強めに楽しめました。

もちろん、ガードが登場してくれば人狼やお邪魔者のような疑心暗鬼感も生まれると思います。

コンポーネントの出来もいいし、説明書も丁寧でかつこの世界観に全力で没入出来るような作りになっています。ルールも慣れれば全然難しくありません。
むしろ次はどうやってアイツをハメてやろうか、、、なんてことばかり考えてしまうと思います(笑)

強いて言うならば、戦略の要素が少なめなのでガッツリ考えるタイプのゲームが好きな人には物足りないと思います。

「キューブ」などの映画を見たことがあって、あの雰囲気をゲームで味わいたいのであれば間違いなくオススメ出来る作品だと思います。

総合評価: A

2017/12/02 追記

4人で疑念モードもプレイしてみました!

疑念モードでは、ガードが登場するのですが、これがまたより一層パーティ要素を増やしていました。
今回はガードが勝手に即死部屋やトラップ部屋に入ってくれたので比較的楽に脱出できましたが、慣れてくるともっと疑心暗鬼に陥ると思います。
とはいえ、プリズナーなのにガード認定されて即死部屋に押し出されたりもしましたがかなり楽しめました笑

やっぱり疑念モードでプレイするのが一番楽しいと思います。
「お前ガードだろ!」と言いながらワイワイ出来る良いゲームだと改めて思いました。