ボードゲームの賞
ボードゲーム界でも毎年優れたゲームを選出する賞レースが存在します。
今回は、そんなボードゲームに関する賞について調べたのでまとめてみました。
アメリカ、ヨーロッパ、など世界各地で賞はありますが、今回は、その中でもボードゲームの本場であるドイツの賞と我らが日本の賞についてまとめます。
ドイツゲーム大賞
ドイツ語では、Deutscher Spielepreis。ドウチャー・シュピールプライズと読むみたい。
- Deutscher: ドイツの
- Spiele: ゲーム
- Spielepreis: ゲーム大賞
という意味のようです。
この賞はドイツのゲームファンによって選定される賞です。
1990年から始まり、毎年9月頃に発表されています。
一般人による投票によって優劣が決まるので、最も世相を反映させている賞だと思います。
個人的にはこの賞を一番気にしています。
過去の受賞作
ここ10年の1位は以下の通り。
- 2017年 テラフォーミング・マーズ(Terraforming Mars)
- 2016年 モンバサ(Mombasa)
- 2015年 マルコポーロの足あと(Auf den Spuren von Marco Polo)
- 2014年 ロシアンレールロード(Russian Railroads)
- 2013年 テラミスティカ(Terra Mystica)
- 2012年 村の人生(Village)
- 2011年 世界の七不思議(7 Wonders)
- 2010年 フレスコ(Fresko)
- 2009年 ドミニオン(Dominion)
- 2008年 アグリコラ(Agricola)
- 2007年 大聖堂(Die Säulen der Erde)
ドイツ年間ゲーム大賞
ドイツ語では、Spiel des Jahres。シュピール・デス・ヤーレスと読むみたい。
- Jahres: 年間
という意味みたい。
正直、和訳がコロコロ変わるのでわかりにくい賞No.1。
もうゲームオブザイヤーinドイツでいいよ。。。
評論家などにより構成される選考委員会によって作品は選定されます。
対象期間中に発表された10作品がノミネートされ、その中から大賞を選ぶ方式。
1979年から始まり、毎年6月頃に発表されているようです。
この賞は、選考理由が不明だし、ノミネートされた作品はノミネートされた証のシールを作品に貼れるためちょっと胡散臭いのであまり気にしていません。
もちろん、悪い作品ではないのだろうけど、なぜ1位?と感じる部分もある。
おそらく、ゲーマー向けというよりはファミリー向けの色が強いんだろうなぁと思っている。
過去の受賞作
ここ10年の大賞受賞作は以下の通り。
- 2017年 キングドミノ(Kingdomino)
- 2016年 コードネーム (Codenames)
- 2015年 コルト・エクスプレス (Colt Express)
- 2014年 キャメルアップ (Camel UP)
- 2013年 花火 (Hanabi)
- 2012年 キングダムビルダー (Kingdom Builder)
- 2011年 クゥワークル (Qwirkle)
- 2010年 ディクシット (DiXit)
- 2009年 ドミニオン(Dominion)
- 2008年 ケルト (Keltis)
- 2007年 ズーロレット (Zooloretto)
日本ボードゲーム大賞
「世界のボードゲームを広める会ゆうもあ」というNPO法人が主催する賞です。
「国産」「日本語版」「訳付き輸入版・多言語版」「同人ゲーム」が選考対象となるので、日本人向けの賞となっています。
選考委員が選出するゆうもあ賞(選考部門)と投票によって決まる投票部門があります。
2002年から始まり、毎年3月頃に発表されています。
過去の受賞作
投票部門の過去の受賞作は以下の通り。
- 2016年 コードネーム
- 2015年 ミステリウム 日本語版
- 2014年 宝石の煌き
- 2013年 ツォルキン:マヤ神聖歴 / ツォルキン:マヤの暦
- 2012年 ラブレター
- 2011年 世界の七不思議(日本語版)
- 2010年 キャット&チョコレート
- 2009年 ドミニオン
- 2008年 魔法にかかったみたい