バトルラインのルールについて
バトルラインの説明書は簡潔に書かれすぎていて、「こういうときはどうなるの?」という細かいところの定義が書かれていません。
パーティゲームであれば、その場でローカルルールを作るのは盛り上がるので問題ありませんが、対戦ゲームにおいては致命的です。
ということで、今回はバトルラインの細かいルールについて解説します。
また、私が普段やっているバトルラインのルールについても公開します。
Contents
はじめに
このページは、実際にバトルラインをプレイしている方、ある程度バトルラインのルールを知っている方向けに書いています。
バトルラインってどんなゲーム?という方は別ページでバトルラインのゲーム紹介も行っていますのでよろしければご覧ください。
証明のタイミングを変更するルール
基本ルールのおさらい
まずは、証明に関する基本的なルールをおさらいしましょう。
バトルラインでは、相手の役が完成していなくても2つの条件を満たすことでフラッグを勝ち取ることが出来ます。
- 自身の役が完成していること
- 相手が作ることの出来る役が、自分の役よりも弱いことを場に出ているカードで証明出来ること
証明を行うタイミング
バトルラインでは、証明をどのタイミングで行うかを選択することができます。
バトルラインでは通常、山札からカードを引く前であればいつでもフラッグ確保のための証明が可能です。
しかし、上級ルールとして「ターンの一番最初のみ証明してよい」というルールがあります。
これを私は、先証明と呼びます。
先証明は、自分がこのターンでプレイする予定のカードを証明に含むことができない、という意味でより先を読む戦略が求められます。
戦術カードの選択ルール
戦術カードのおさらい
戦術カードは、部隊カードとは異なり、カードを使用することで様々な効果をもたらす戦局を一気に覆しかねない特殊なカードです。
戦術カードは効果が強力なものが多いです。
多い、だけであって弱いものもあります。ある意味、一手無駄にしてカードを引いても、ただ無駄にしただけという場合も十分にありえます。
また、戦術カード内での優劣も存在します。
完全にワイルドカードとして利用できるものと、数字が指定されていて、色のみを変化できる中途半端なワイルドカードもあります。
戦術カードはあまりにも強力すぎるため、無制限に使用できるわけではなく、相手が使用した回数よりも1回だけ多く利用することができます。
戦術カードの使用有無
説明書に記載はありませんが、戦術カードを使用するかどうかを選択することは戦術カードというギャンブル要素を排除する意味では有効だと思います。ただし、戦術カードが利用できないということは、不利な状況を覆しにくくなり、序盤の不利が最後まで響きやすいという欠点もあります。
戦術カードは効果が強力な分、戦略を覆してしまいます。
そのため、ガチンコで戦略の勝負をしたい、というプレイスタイルなのであれば不要かもしれません。
証明選択ルール+戦術カード選択ルール
証明のタイミングと戦術カードの使用有無を考慮すると、4パターンのルールがあります。
- 通常証明 + 戦術カードあり(通常ルール)
- 通常証明 + 戦術カードなし
- 先証明 + 戦術カードあり(上級者ルール)
- 先証明 + 戦術カードなし
どれがよくてどれが悪いということはありません。
個人的にはまず、「通常証明 + 戦術カードあり」の通常ルールを一通り遊んだあとに、他のプレイヤーと相談しながらルールを変えていけばいいと思います。
ちなみに、私は基本的には先証明を採用しています。
戦術カードの有無はその時の気分で変えています。
フラッグの確保について
フラッグの確保は必須か
フラッグの確保は、証明の有無で決まります。
証明が不要、つまり互いに3枚ずつ場に出していてすでに役が確定している場合には、フラッグの確保は必須です。
証明が必要、つまり一方が3枚を場に出していて、他方は2枚以下の場合は、フラッグの確保は必須ではありません。
これはそもそも、証明が必須かどうかという話になりますが、証明は必ず行わなければならないものではありません。
自分で気づけなかった場合にスルーしてしまう、ということと同様なので、必要に応じて行えばよいです。
証明に手札は利用できるか
できません。証明に利用可能なカードは、場に出ているカードのみです。
証明に戦術カードは利用できるか
場に出ている戦術カードであれば利用できます。
戦術カードが証明に利用されるシチュエーションがあれば、ですが。